Blog (Before- & Afterimages): 2009年6月アーカイブ

2009年6月アーカイブ

fold公式サイト

が公開されておりました。

こちら。

イベントも告知されています。

実景のミニチュア

2008年日本ダービー
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By TANAKA Jun

Tilt-shift style photos by TiltShiftMaker

書評:ホンマタカシ『たのしい写真』

書誌情報は、 
田中純「書評:ホンマタカシ『たのしい写真』」、「読売新聞」2009年6月21日付朝刊。

創刊記念イベント「un-fold vol.1」開催

詳しくはコマプレスの記事を。

時をめくる雑誌「fold」の創刊を記念いたしまして、7月25日(土)の18:00〜20:00、東京大学駒場キャンパス18号館ホールにて、ゲストに編集者/クリエイティブ・ディレクター/京都造形大学教授/「G/P gallery」代表(他)の後藤繁雄氏、アート・プロデューサー/東京藝術大学先端芸術表現科教授の木幡和枝氏、ファッションデザイナーのmatohuの堀畑裕之氏・関口真希子氏、そして世界的に活躍される写真家の杉本博司さんをお招きして、「雑誌」と「時(とき)」をテーマにトークイベント「un-fold vol.1」を挙行いたします。「今」という時に敏感に耳を傾け、「時」を集め、整理し、発表を続けてきた4組のゲストの方に、文化を編集することの可能性、時に対する問題意識やアプローチの仕方など、熱く語っていただきます。特別企画も準備中です。

イベント無料ご招待のトラックバックキャンペーンも開始されています。
http://d.hatena.ne.jp/komapress/20090619
に7/15の夜24:00までにトラックバックを。

博士論文公開審査(平倉圭さん)

一週間後に迫りました。

日時:2009年6月27日(土)14:00(定刻開始)
場所:東京大学駒場キャンパス 18号館4階 コラボレーションルーム3

審査論文執筆者・題目:
平倉 圭 「ジャン=リュック・ゴダール論──編集/ミキシングによる思考」

審査委員(順不同):
石田英敬(学際情報学府)
松浦寿輝(総合文化研究科)
蓮實重彦(東京大学名誉教授)
前田英樹(立教大学)
田中純(総合文化研究科・主査)

公開審査ですので、どなたでも来聴可能です。

土星の環

   
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<土星の輪>15年ぶり「消失」
6月20日10時51分配信 毎日新聞

 土星の輪が見えなくなる「消失現象」が約15年ぶりに起こる。地球から見て輪が真横に位置するためで、しし座の方向にある土星の輪が、次第に細くなる様子が観察できる。

 国立天文台(東京都三鷹市)などによると、土星の輪は氷粒が集まったものと考えられ、一つの大きな輪のように見えるが、複数の輪で構成されている。一番幅広いもので2万5000キロあるが、厚みは最新の研究で、わずか数十メートルと報告されている。

 土星は太陽の周りを約30年かけて一周する。その軌道面から約27度傾いており、輪も同じように傾いている。地球から見ると、15年周期で輪の傾きが変化する。

[・・・・・・]

 東京では、6月下旬の午後8時ごろ、南西の高さ40度ぐらいの空に土星が見える。国立天文台(電話0422・34・3600)では27日の定例観望会(午後7時半〜同8時半)で、土星を観察する予定。

鰭崎英朋

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春昼後刻 浪よ嵐よ 英朋画
『新小説』明治39年12月号 絵葉書二葉

「然(さ)らば、といつて、土手の下で、分れ際に、やゝ遠ざかつて、見返つた時──其紫の深張を帯のあたりで横にして、少し打傾いて、黒髪の頭(かしら)おもげに見送つて居た姿を忘れぬ。どんなに潮(うしほ)に乱れたらう。」

眼にする機会も稀な図版であることを勘案し画像を掲げる。

「国際交流の作法」

以前にも触れた憲さんのブログ。
しばらく見ないうちに長い記事がずいぶん増えていた。

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Gott im Detail

数日ムネモシュネにかかりきり。
パネル75、76,77と仕上げてきて、シラクサのドラクマ硬貨を調べる一方では、17世紀イングランドのメダル製作者や1920年代ドイツの化粧品広告を探索するという、一見したところは支離滅裂ぶり。
けれど、細部に入り込むほど、展望が開けるような気がすることも事実だ。

ごく単純素朴なリサーチ能力の問題かもしれないが、それによって確実なことを明らかにし積み重ねる作業によってはじめて、精神的な健全さが保たれているように感じる。

『人文会ニュース』105号

人文書出版社の団体会報を拝受。
昨年の秋に行なわれた講演(竹内洋氏「教養主義の没落と人文・社会科学」)やパネル・ディスカッション「人文会の40年と人文書の可能性」など。
出版社や書店の抱えている問題や今後の展望がわかる。
非売品らしいので、駒場関係者で読みたい方にはお貸しします。ご一報を。

紀伊國屋書店新宿店の吉田敏恵さんが、『都市の詩学』刊行時のフェアについて触れてくださっている。

月曜社の小林浩さんが資料としたレジュメに、いわゆる「ゼロ年代」に対する先行世代の象徴的人物として、「20年代:吉本隆明、30年代:養老孟司、40年代:柄谷行人、50年代:浅田彰、60年代:福田和也」とあるのに吃驚する──30年代と60年代の選択に。
自分の感覚では、福田さんは浅田さんと同じ世代。養老さんが選ばれている理由はちょっと理解できない。そこが「ゼロ年代」たる所以か。

世代からは逃れられないけれど、もはやその問題はどうでもいいことに思える。
少なくとも最近の2冊の本を書いて、自分自身としては、世代論の呪縛からは脱することができた。
ひとは世代として書くのでもなければ、世代のためだけに書くのではない。
ある世代への執着が強度を持ちうるのは、それが決定的に喪われている時だけだ──橋川文三のように。
同世代の死者たちのために書かなければならぬ生き残りとして。

現代イタリア思想とやらが流行りそうな時勢も結構だとは思うが、その種の状況論にも関心がもてない。
アガンベンやカッチャーリは、たとえばイタリアにおけるベンヤミン受容やニーチェ受容の歴史的経緯を考えても、それこそ世代的にもきわめて特殊な現象のように思えてならない。

2002年にカッチャーリを招聘したそもそもの大元は、はるか四半世紀前に遡る、マンフレド・タフーリの書物との出会いだった。彼の建築史を通じ、いわばイタリア人に導かれてドイツの建築史、文化史研究に入ったことが、自分自身のその後の道も決めているように思う。
カッチャーリという恐ろしく複雑な人物。
『多島海』が月曜社の刊行予定書籍に残っているのを見て、ほっとする。
みすずから出るはずの翻訳はどうなったのだろう。

出版社、編集者や書店にとっての人文書の「トレンド」そのものは、いつもとても遠いものに感じられる。
その隔たりがどんどん大きくなる。
これは喜ぶべきことだろうか。
書誌情報は、 
田中純「書評:ジョー・マーチャント『アンティキテラ──古代ギリシアのコンピュータ』」、「読売新聞」2009年6月7日付朝刊。


面白い本なのですが、活字ではこの機械の動きがわかりにくい。復元模型を解説したビデオを見つけました。



より詳しくは、Decoding the Heavens 参照。

原稿完成

図版を最終的に確定してキャプションを付け、註や書誌を完成。書名を変えて副題をシンプルにまとめる。それに対応させて口絵やエピグラフも決定。
エピグラフには恰好の章句が見つかる。

印刷した書類一式を明日、図版用の資料を詰めたダンボールを明後日以降書肆に送って、あとはおまかせ。
カバーの案もいちおう自分で考えてみる。

とまれ、これでいったん手を離れて、ようやく解放。
やっと書き下ろしの作業に戻ることができる。

今日のコマプレス

今日の、と言うか、ここ数日のコマプレス
「資料室」として、かなり重要なデータが公開されている模様。

ここに登場するエドワード・タフティの書物は確かに「美しい」。
そこにも数多く使用されている図版が地図。
地図を眺めて飽きない──その情報集積と圧縮の技術は恐らくいろいろな形で転用可能だろう。

Website

Profile

田中 純
東京大学大学院総合文化研究科・教授
TANAKA Jun, Ph.D.
Professor
The University of Tokyo

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