iPadの続き - Blog (Before- & Afterimages)

iPadの続き

なぜか iPad は気になる。「iPadはe-bookリーダーじゃない」という見方もあり、そして、Kindleとはターゲットが異なることもわかるが、Amazonがどんなe-bookを提供しようが、現在のKindleでそれを読もうとは思わない。
iPad に惹かれるのは、要するにその物体としての魅力のせいなのだろう。その意味では玩具であって、たわいもない。
対してKindleには玩具としての面白みがまったく欠けている。
つまり、わたしにとって書物は相変わらず「暗い玩具」ということなのだろう。

しかし、いわゆる電子出版そのものに期待がないかというと、そうでもない。
原稿を仕上げてから半年以上経たなければ編集が動き出さないとか、そもそも校正まで出たところで社長の一声によってシリーズものが打ち切りになるとか、出版社や編集者にはかなり恵まれている自分ですら、この業界の前近代性を感じることはある。贅沢を言っているのかもしれないが、もっと合理化して計画的にできる部分もあるだろうに。
とはいえ、校正もろくにされないまま世に送り出されるような粗製濫造よりははるかにましか。

今月は無謀にも予定してしまったイベントのほか、予想もしないノルマまで降りかかってきて悪戦苦闘。腰痛も疼き出し、これで乗り切れるのか、いささか不安。
世間では検察批判が一部で喧しいらしいが、権力者の擁護に躍起になっているように見えて異様だ。
せっかく政権を奪取したのなら、選挙に勝つためのノウハウしか取り柄がない古いタイプの政治家やその操り人形など早々に切り捨てて、新しい政党に生まれ変わればいいものを。数あわせのために弱小政党と連立を組んで政策の方針をねじ曲げるなど、あきれ果てた話である。

改革、とは、身近に聞く話でもある。かつて勤めていた組織で、機構改革を手がけた「カミソリ」と呼ばれる人物の改革案が、守旧勢力に潰されたことを思い出す。

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田中 純
東京大学大学院総合文化研究科・教授
TANAKA Jun, Ph.D.
Professor
The University of Tokyo

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