Blog (Before- & Afterimages): 2010年3月アーカイブ

2010年3月アーカイブ

9084、レスボス

R0013597.jpg「誰かがわれわれを思い出すだろう、たとえば別のときであっても。」(サフォー)

海への産道

DSC_0459.jpg「より高次の階層が互いに衝突し合うところで、炎が潮の匂いと混ざり合う。そう、僕らはあらたに姿を変えてより高い別の次元に歩を進めるために、僕らの模範であるいにしえの鍛冶場へと今一度戻るべきではないのか。」(ジルベール・クラヴェル)

廃園

DSC_0237.jpg ヴィラ・リュシス。「たしかにわれわれはもろもろのものを『友』と言葉のうえで呼んではいるけれども、われわれがそれらのものを愛するのは、たぶん、それらのいわゆる友の究極にあるほんとうの友を愛しているからなのだろう。」(プラトン)

多孔性、地下の都市

R0013593.jpg 「祝日があるゆる仕事日のなかに、逆らいようもなく浸透してくる。多孔性は、ここの生の法則であり、この法則は、尽きることなく新たに発見されうる。日曜日のひとかけらが、どんな平日のなかにも隠れている。そして、この日曜日のなかに、どれほど多くの平日が隠れていることか。」(ヴァルター・ベンヤミン)

リ・ガッリ、鳥たち

100308D90 107.jpg「ホメロスのセイレーンの島々、ユリシーズの眼に白く輝く人骨に見えた黒い岩々、そこに汚れたセイレーンは、腐った息と美しい声で、巣をつくったのだ。」(クルツィオ・マラパルテ)

地の崇高、地中の崇高

100308D90 102.jpg 「・・・・・・それにさもなければ、僕は塔の内部での岩に囲まれた隠遁生活──急勾配の断崖を前にした鮮やかに姿を変える存在の恐怖と美──にどうやって耐えられるだろう!」(ジルベール・クラヴェル)

南イタリア紀行

Gilbert Clavel行脚。
ポジターノの町と「フォルニッロの塔(Torre di Fornillo)」。
DSC_0040.jpg 
0308DSC_0010.jpg 
DSC_0311.jpg 
DSC_0490_2.jpg 
DSC_0336.jpg  
塔も凄いが、圧倒的なのは地下住居だった。
100308D90-2 136.jpg 
瓦解した巨大な洞窟とそこから海へ通じる通路。
DSC_0441.jpg DSC_0459.jpg
塔の壁面に取り付けられたClavelのデスマスクが付いた銘板。
DSC_0508.jpg 
Clavelの友人だった男爵・詩人Jacques d'Adelswärd-Fersenの屋敷、カプリのVilla Lysis。
DSC_0213.jpg 
DSC_0010.jpg 
DSC_0069.jpg 
Fersenの書斎から、ソレント半島とセイレーンの群島(ガッリ諸島)を望む。
DSC_0080.jpg 
阿片吸引に用いられた中国趣味の部屋。
DSC_0107.jpg 
ローマ、ボルゲーゼ家の貴重な書籍が並ぶ小さな図書室。ここでは驚くべき発見があった。
DSC_0024.jpg 
Clavel自筆のノート(エジプト関係)。到底すべての資料には目を通せなかったが、めぼしいものだけでも500枚近い写真になった。
R0013746.jpg 
友人からの手紙に描かれた塔。
R0014150.jpg

ナポリ考古学博物館にて。
R0013613.jpg

ポジターノ、朝6時(MP4ファイル、40M)。
SANY0002.MP4

卵母セイレーン

『UP』3月号に寄稿しました。連載「イメージの記憶」の第19回です。

書誌情報は
田中純「卵母セイレーン──誘惑する女たちの深層」、『UP』449号(2010年3月号)、東京大学出版会、2010年、40〜47頁。

いばら姫

ベンヤミンの『ドイツ悲哀劇の根源』には、幻の序文が存在する。それはメルヘン「いばら姫」の再話だった──

Website

Profile

田中 純
東京大学大学院総合文化研究科・教授
TANAKA Jun, Ph.D.
Professor
The University of Tokyo

Profile (日本語)
Profile (English)

ReaD 研究者情報
ReaD English

科学研究費交付実績

『政治の美学』情報

最近の画像

2014年12月

  1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30 31      
CURRENT MOON

過去のブログ記事