Blog (Before- & Afterimages): 2010年4月アーカイブ

2010年4月アーカイブ

過日、ドイツ大使より、第32回フィリップ・フランツ・フォン・ジーボルト賞の受賞者に決定した旨のお知らせをいただきました。
この賞は、日本とドイツ連邦共和国における文化および社会のよりよい相互理解に貢献し、学問上すぐれた業績をあげた日本人研究者に授与されるものです。賞はベルリンで開催されるアレクサンダー・フォン・フンボルト財団の年次大会に際し、6月22日にドイツ連邦共和国大統領より授与される予定です。
関係機関のサイトなどでのニュースリリースはありませんが、賞の概要(募集要項)は次に掲載されています。
参考URL
http://tokyo.daad.de/japanese/jp_scholarship_siebold.htm

神話の骸(むくろ)

DSC_0395.jpg 「神々はもはやいないのだから、それは虚ろなまま延びてゆく。クラヴェルの迷宮にはミノタウロスはいない。それはまた迷宮でもないのであって、むしろカオスだ----その形態が表わす神話には、神話的な内容が欠けている。」(ジークフリート・クラカウアー)

『政治の美学』書評(山田広昭さん)

『教養学部報』で書評していただきました。

書誌情報は
山田広昭「本の棚:『政治の美学──権力と表象』、田中純著」、『教養学部報』第528号、東京大学教養学部、2010年4月7日、4頁。

同じ職場の同僚ならではのご指摘もあって、自らを省みることもできました。感謝いたします。

評のなかにあった「女たち」の問題については、まったくその通りで、この書物自体が「女たち」について語ることをしていない点自体に、ある種の審美性や政治性が宿っているのかもしれません。
ただ、この限界についてはテーヴェライトもすでに気づいており、わたしもそれを踏まえてはいました。山田さんが最後に触れている「1970年代の前半」にわれわれが目撃した事件において、とくにドイツ赤軍において決定的な役割を演じたのは「女たち」だったのだから。

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田中 純
東京大学大学院総合文化研究科・教授
TANAKA Jun, Ph.D.
Professor
The University of Tokyo

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