2006年度の講義・演習の予定1


大学院の授業内容です。

アビ・ヴァールブルクが晩年に作成した図像アトラス「ムネモシュネ」の分析を共同でおこなう。最終ヴァージョンのパネル63枚のうち、20枚ほどを取り上げ、それぞれのパネルに集められた図像の関連性について、可能なかぎり詳細な検討を試みる。
基礎資料となるのは、Aby Warburg: Gesammelte Schriften. Studienausgabe. Hg. von Horst Bredekamp et. al. Zweite Abteilung, Bd. II.1: Der Bilderatlas MNEMOSYNE. Zweite, ergänzte Auflage. Herausgegeben von Martin Warnke unter Mitarbeit von Claudia Brink. Berlin: Akademie Verlag, 2003. 各パネルについては、こちらでコピーを用意する。「ムネモシュネ」に関する基本的な情報は、拙著『アビ・ヴァールブルク 記憶の迷宮』(青土社)を参照のこと。参加人数にもよるが、履修者はグループに分かれ、それぞれ担当のパネルについて、基本情報(図像の名称・属性など)の整理、図像相互の関係性の解読を共同でおこない、授業の際に発表する。その方法などについては、学期の初めに解説する。ドイツ語の読解能力のある者数名の参加が望まれるが、その他の参加者については必ずしもドイツ語の能力を必要とはしない。なお、上記の原典資料(ただし初版)についてはイタリア語版もある。作業全体の参考書として、前掲拙著のほか、『ヴァールブルク著作集』全7巻(ありな書房)、E・H・ゴンブリッチ『アビ・ヴァールブルク伝——ある知的生涯』(晶文社)、ジョルジュ・ディディ=ユベルマン『残存するイメージ』(人文書院)などを利用する。追加情報はホームページhttp://news.before-and-afterimages.jp/index.htmlで通知する。
なお、この授業とはまったく無関係な研究発表の場として、隔週金曜日6限(履修希望者の都合によっては曜日・時間帯を変更する)にコロキウムを設ける。このコロキウムについても上記サイトに情報を掲示するので、それを読んだうえで、参加希望者は第一回の集まりに参加するか、田中に連絡すること。

Posted: 火 - 2 月 21, 2006 at 11:11 午後          


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